読書感想

読みながら周りをキョロキョロしてしまう感じ。 誰か来たらどうしようと思いながらコソコソ読む感覚。 父か？母か？はたまた弟？怪しいんじゃないのーー？ 主人公殺されちゃうんじゃないのー？と疑いながら読んだ。

15、6年前くらいに読んだものを再読。 恩田陸さんはずっと好きで、そのきっかけになった本と言っても過言ではない。

辛かった。。 とにかく、読むのにエネルギーがいる。 文章自体は重くないけど、内容が重いのでなかなか読み進められない。 というのがシンプルな感想。

表紙ボロボロで、日に焼けた古本。古い紙の匂いぷんぷん。 親に勧めてもらった。 実は直木賞受賞してた、とか知らずなんの先入観もなく読了。

与えられた環境で生きていこうとする人たちの姿が描かれているけど、まあその環境がなかなか読んでいて辛い・・・ なんて不遇な・・・ 感情移入しすぎる方は、今メンタル絶好調ね　というときに読んだ方がいい。