恩田陸
316ページ(150分)
15、6年前くらいに読んだものを再読。
恩田陸さんはずっと好きで、そのきっかけになった本と言っても過言ではない。
美男美女の学生たち4人プラス1人が、それぞれの視点から1つ(2つ?)の事件を見つめる物語。
視点が変わっていき、事件の真相が少しずつわかってくるところが楽しく
どんどん先を読みたくさせて一気に読んでしまう。
みんなの発言、記憶、行動がどんどんつながっていく感じがよい。
巧妙なトリックというわけではない。
けれども、恩田陸さんの生み出すファンタジー感のある世界観がとても好きだ。
やはり、世界観や登場人物がシンプルに魅力的だと読みたくなる。
恩田さんはこれ以外にも
「チョコレートコスモス」や「蜜蜂と遠雷」「常野物語」「むぎの海に沈む果実」などなど
好きな作品が非常に多い。
(ただ、恩田さんの作品の中でも自分に合わない作品はとことん合わない・・・)