読書感想　くるまの娘　宇佐見りん 著

くるまの娘 /河出書房新社/宇佐見りん

posted with カエレバ

楽天市場

Amazon

160ページ(170分程度)

また読みたい度：★☆☆☆☆

辛かった。。

とにかく、読むのにエネルギーがいる。

文章自体は重くないけど、内容が重いのでなかなか読み進められない。

というのがシンプルな感想。

ひえー、これみんなは普通に読めちゃうの？

と思ってネットで見たらかなり好みがはっきり分かれるみたい。

とってもいい！よく表現されてる！！という人もいれば

自分に合わないし辛くて読んでられなかった・・・という人もいるみたいね。

自身は後者。

テーマとしては以下2つ。
・暴力
・家族のつながり

それが非常に綺麗な景色なんかと混ざって表現されるので

絶えず不穏な空気のまま進み、終わる。

心と体が病んでいても、それでも生きている(というか、死んでないだけ)

家族が病んでいたらそこから関係を絶ってそれで解決ってほど問題はシンプルじゃない(のだそうだ)

確かに、言葉で表現が難しいものを表現しようとしているのはすごい。

表現されてるからこそ、見ていられない。

心に余裕があって、何か深く考えたいって人にはおすすめかも。